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職人の手仕事を愛でる

雛人形

人形はお顔で選びましょう

雛人形は、子供のために本当に良いものを選びたいですよね。では雛人形のどんなところを見て選べば良いのでしょうか。最初に覚えておきたいのは、やはり人形はお顔で選ぶのが基本だということ。ブランドや値段、サイズなど、いろいろな要素はありますが、やはり一番大事にしたいのがお顔です。どんなお顔が良いと一概に言えるものではありませんが、特にじっくり見たいのは、目鼻立ちはもちろんのこと、耳。耳たぶの先、裏に至るまで丁寧に胡粉(ごふん)が塗られ、美しく滑らかな仕上がりのものは良い人形です。胡粉というのは白い貝殻の粉から作った顔料で、光が当たるととても柔らかい反射を見せてくれます。つやがあり、なめらかでふっくらとした塗りに仕上がっているものは、職人がとても丁寧に作ったという証。表情やデザインは様々で、中には口の中に歯や舌が覗けるものもあります。昔は結婚した女性は歯を黒く塗る「お歯黒」という習慣があったので、お雛様がお歯黒をしていることもあります。出来れば型から抜いたお顔ではなく、職人の細かい細工がある雛人形が理想ですね。ただ、雛人形は心から欲しいと感じられるお顔を選ぶのが何より一番の方法です。京雛の場合と江戸雛の場合とではお顔立ちも違いますので、どちらが心惹かれるかじっくり見てみましょう。お顔が決まったら手足の観察も忘れずに、手は指の1本1本までじっくりと観察してみましょう。お顔が手づくりでも、手足は型抜きという場合もあります。手に取れればお内裏様を下から見て足をチェックすることが出来ますが、インターネットサイトでもちゃんと写真が掲載されている場合もあります。